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最短最速で難関校合格を目指す参考書ルートをご紹介します。
塾に通ったり家庭教師をつけている人は良いですが、学校以外に勉強をしていない人や、通っている塾が会わないと感じる人は参考書選びで迷うと思います。自分に合わない参考書で勉強すれば効率が落ち、合格は遠のきます。しかし、効率的に英語力を高められる参考書を知れば、どんなレベルからでも難関校を狙うことは可能です。
このページでは、中学3年生の受験生向けに、最短最速で難関校合格を目指す、おすすめの参考書ルートをご紹介したいと思います。レベルごとに参考書を選んでいくので、ご自身のレベルを確認しながら読み進めて下さいね。
STEP1:基礎固めレベル
単語
高校入試 世界一わかりやすい中学英単語
基礎固め~入試基本レベルまではこの一冊で十分でしょう。入試に必要な単語が厳選されており、非常に効率よく単語学習をすることが出来ます。簡単すぎる単語は省かれ、逆に難しすぎるものは、後に紹介する「難関高校編」に上手く繋げられています。難関高校編と併せて用いれば、高校入試レベルで読めない単語はなくなるはずです。
単語帳の使い方は自由で構いませんが、単語を覚える際にはとにかく継続することが重要です。これは、どんな単語帳を使用する場合でも同じです。「単語帳」にこだわることは辞めて、「単語」にこだわるようにしましょう。
文法
中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
あまり有名ではないですが、筆者イチ押しの文法書がこちら。英語が苦手・嫌いな人でも楽しめるように、可愛い字体や漫画を楽しみながら英語を学ぶことが出来ます。内容もしっかり整理されていて、入門書としては完璧の一冊だと思います。Youtubeを使った講義動画があるところも良いところ!
単語や文法編が分かれており、分野別に学習を行うことも可能になっています。Amazonのレビューも高評価です。
中学1~3年 英語 標準問題集: 3ステップ式
こちらは演習用の教材ですが、標準的なレベルであれば他のものでも構いません。本稿で紹介する「3ステップ式の標準問題集」は、その名の通りレベルごとに3ステップに分かれていて使いやすいです。最初のうちはレベル2までやっておけばよいでしょう。上記の「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」とある程度対応関係があるのも使いやすいポイントです。
文法の演習を行う際には、一度やったページをそのまま放置しておくのではなく、定期的に復讐することが重要になります。記憶を定着させるには、繰り返し問題を解くことが有効だからです。単語に限らず、文法の学習でも継続と繰り返しを重視しましょう。
STEP2:入試基本レベル
単語
高校入試 世界一わかりやすい中学英単語
入試基本レベルになっても単語帳は変わりません。毎日継続して勉強することが大切です。
文法
英文読解入門基本はここだ!改訂版 [ 西きょうじ ]
こちらは高校レベルの英文解釈の参考書です。難関高校入試で頻出の文法が数多く取り上げられているので文法の勉強になる上、英文を読みこなす力となる「英文解釈」の学習ができるので、筆者が強くおすすめできる一冊です。この参考書をマスターすれば、どの高校の英文でも読めないものはなくなると言っても過言ではありません。
中学の範囲から逸脱する部分も存在するので、オーバーワークには注意してください。しかし、このようなデメリットを補って余りあるほどに、英文を読みこなす力を付けることが出来ます。実際に、筆者は高校でこの参考書を用いた結果、偏差値が50台から60台へと上がりました。
長文
ハイパー英語教室中学英語長文
基礎固めで単語と文法をしっかり学習した後、初めて長文の練習に入りましょう。標準的な長文問題集なら何でも良いですが、高校入試に限っては程よいレベルの長文問題集があまり存在しません。こちらのハイパー英語教室中学英語長文ではレベルが2つに分けられており、基礎固めで身につけた基本的な文法を、実際の英文で使いこなせるようになるのが目標です。
レベル2をクリアすれば、偏差値は60を超えてきて、公立高校の入試なら8割以上は取れるようになると思います。
STEP3:難関入試レベル
単語
高校入試 世界一わかりやすい中学英単語[難関高校対策編]
ここまで使用してきた、「世界一わかりやすい中学英単語」シリーズの難関高校編です。標準編では扱えなかった、難関高校に頻出の英単語を厳選し、分かりやすい解説でとても覚えやすい内容になっています。選ばれている単語も無駄がなく、ここまで単語を覚えればあとは過去問で知らない単語を拾っていく学習で十分なはずです。
文法
最高水準問題集 英語3年 (中学最高水準問題集)
難関高校では文法問題をいかに落とさないかがカギとなります。最高水準問題集では、難関高校で狙われる文法問題を精選しているので、実際の入試レベルの問題と向き合えます。学んだ文法を即座に出していくのは案外難しく、実践レベルでの練習が不可欠です。基本と応用レベルの差を埋めてくれるのがこの一冊だと言えるでしょう。
長文
英語長文 難関攻略30選 【全国最難関校・英語長文厳選】 (高校入試特訓シリーズ)
ここまでの学習で、読みづらい英文は既になくなっているはずです。ただし、実践レベルでそれを発揮するには、長文の演習が必要です。
こちらの参考書は難関校の過去問から30問の良問を厳選し、重要な構文や解き方までを丁寧に解説しています。長文問題の演習は数をこなせばよいというものではなく、「良問」をどれほど多く解いたか、という観点が重要になってきます。つまり、少ない問題数でも、質の高い学習をする方が効率的になってきます。
公立高校レベルと難関公立・私立高校レベルだと大きな差があるので、こういった難しめの長文演習は必ず行うようにしましょう。過去問に入る前に行えるのがベストです。
難関校対策の独学は難しい
本稿では、難関高校への最強参考書ルートをご紹介しました。ぜひ、自分のレベルにあったものを使用して、難関高校への合格を勝ち取ってください。
ただし、難関校への独学が難しいのもまた事実です。筆者は高校入試と大学入試は共に、独学で対策を行いました。しかし、やはり塾に通っている生徒の方が効率的に学習を進めていたのは事実であり、時として覆せない差を生んでいました。
筆者の時代には、独学を支援するツールは、本稿で紹介したような参考書しか存在しませんでした。しかし現在では、オンライン学習ツールが発達しており、独学でも有名講師の授業を受けることが可能になっています。
筆者が特に注目しているのは、「スタディサプリ」です。月額にすれば塾よりも遥かに安いにも関わらず、関正生先生をはじめとした、有名講師陣の授業を際限なく受けることが出来て、かつ何度でも授業を見返すことが出来ます。これは、独学で難関校への合格を目指す生徒にとって、有益なサービスと言えるでしょう。
中学講座では、無料期間も存在しています。下のリンクから詳細を確認することが出来るので、気になった方はぜひチェックしてみて下さい。