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「屋上ハチミツ」とは、都会で採れるハチミツのことです。2019年8月6日放送の「マツコの知らない世界」で紹介され、話題になります。本記事では、屋上ハチミツについて詳しくご紹介します。
屋上ハチミツとは?
「マツコの知らない世界」で話題になった「屋上ハチミツ」とは、銀座ミツバチプロジェクトに代表される、都市や市街地で採れたハチミツのことです。都市で採れることにちなんで、この養蜂の手法は「都市養蜂」と呼ばれます。
屋上ハチミツの仕組み
都市でのハチミツ作りは緑の少なさから通常考えられませんが、いったいどんな仕組みがあるのでしょうか。
通常の養蜂では、養蜂場の中にミツバチの巣を人工的に作り、周囲の蜜源植物から蜜を集めさせてハチミツを作るという流れが存在します。しかし、都市養蜂の場合は一見すると環境的にビルばかりで植物がなく、ミツバチが蜜を集めるのは不可能に思えます。
しかし、例えば銀座からの周囲には皇居や日比谷公園、浜離宮などの公園が存在し、ここからミツバチが蜜を集めることが可能になります。最近では豊洲などでも養蜂が行われており、周囲に植物があれば都市でも養蜂を行えることが知られています。
ココがポイント
周りに蜜源植物があれば都市でも養蜂が可能
都市養蜂のメリット
都市養蜂のメリットは周囲にライバルがいないことです。通常であれば養蜂農家が密集しますが、都市養蜂では周りで養蜂を行う業者が少ないため、蜜源植物を独占可能となります。したがって、養蜂場の規模に対して効率的な業務が可能です。
また、農薬等のリスクの心配がないこともメリットです。通常であれば周囲の環境には畑が存在して農薬が使われています。しかし、都市養蜂ならば周りにはビルしか存在しないため、農薬等の害を心配する必要がありません。
ココがポイント
蜜源植物の独占、農薬散布が無いことがメリット
都市養蜂のデメリット
都市養蜂のデメリットはミツバチが飛び回ることです。ミツバチに限らず、「ハチ」=「刺される」イメージを持つ方がほとんどです。歩道を歩いていたら急にハチに刺されたという事態が頻発すれば、養蜂どころの話ではありません。
したがって、都市養蜂を成功させるには当該ビルや周囲の環境、地域との連携が重要となります。現実にはミツバチの養蜂を条例で禁止している地区存在するため、注意を払う必要があります。
ココがポイント
ハチが都市に散らばる危険性
銀座ミツバチプロジェクトとは?
最後に、番組内で田中氏が懐疑的ながらも参加した「銀座ミツバチプロジェクト」についてご紹介します。
銀座ミツバチプロジェクトは2006年に発足した、銀座のビルの屋上にて養蜂を行うプロジェクトです。現在では銀座内のビルに3か所の養蜂所を備えています。年間で約1トンのハチミツが採れます。以下ではホームページから「活動の紹介」を引用します。
2006年春、銀座の周辺で働く有志たちが集まり、ビル屋上でミツバチを飼うプロジェクトがスタート。養蜂を通して、都市と自然環境との共生を目指す。
蜂蜜はホテル、バー、スイーツ店、デパートなど銀座の技で次々に商品となり話題となる。
2007年より銀座の屋上に「ビーガーデン」と称する屋上菜園1,000平方メートルを越えて展開し、最近は芋を植えて焼酎を作り2016年グッドデザイン賞受賞。
都心繁華街で地産地消が実現し世界からも注目を集め、年間1,000人を超える視察が相次ぐ。ファームエイド銀座で全国の地域とつながり、福島の酒米を作り山口でお酒に醸し銀座で販売する6次化等、様々な実例が誕生する。
出展:銀座ミツバチプロジェクト
様々な活動を行っており、銀座の地域活性化に貢献されていることが伺えます。ご興味を持たれた方は公式サイトを訪れてみてください。
まとめ
「屋上ハチミツ」についてご理解いただけたでしょうか。高層ビルの屋上で作られたハチミツ、ぜひ食べに行ってみてください。
また、同日「マツコの知らない世界」では「折りたたみ傘」が取り上げられています。こちらの記事では番組内で紹介されたWaterfrontのおすすめ折りたたみ傘を紹介していますので、ぜひご覧ください。
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