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「ポレポレ英文読解プロセス50」について、徹底解説します!レベルや使い方などを詳しくご紹介。
目次
偏差値 ”70” を可能にする参考書
今回ご紹介する、「ポレポレ英文読解プロセス50」は、難関大の受験生には必須と言える参考書です。このページを見ているあなたは、きっと偏差値70を超えたくて試行錯誤していると思います。
筆者は「ポレポレ」に助けられた一人です。この参考書を上手く活用し、志望校合格を掴みましょう。
「 ポレポレ 」とは?
”ポレポレ英文読解プロセス50”、通称「ポレポレ」は、レベルの高い「 英文解釈 」の参考書です。
早慶や東大を目指す人には最適な参考書です。逆に、MARCH(SMART)以下のレベルを目指す受験生は、英語を得点源にしたい人が使うべき参考書です。以下に対象者を載せておきます。
「ポレポレ」 は こんな人 におすすめ!
- センターレベルならできるけど、早慶だと手も足も出ない
- 記述模試での長文がほぼ読めない
- 英語を偏差値70まで引き上げたい
- 英文解釈を習ったことがない
マスター後のレベルは?
ポレポレをマスターした後は、今まで曖昧だった単語・文法の知識がクリアになります。バラバラだった知識同士が英文解釈の理解によって結びつき、長文を読む力が高まるでしょう。
「単語や文法はマスターしたけど、偏差値60代から抜け出せない」という悩みを解決し、長文がスラスラ読めるようになります。さらに、構文分析が自分で出来るようになるので、和訳問題はサービスに感じられると思います。文法問題も構文分析のアプローチを使って解きやすくなります。
私自身、英語の偏差値が60代前半でふらふらしていた頃は、「早慶の長文なんて読める訳がない。何か新しい勉強法はないだろうか。」と、毎日のように考えていました。そこでポレポレを使ってみたところ、偏差値70の壁を越えることが出来ました。
つまり、長文で困っている受験生がポレポレをマスターすれば、逆に長文を得点源にすることが出来るということです。
「ポレポレ」はどんな参考書?
ここからは、参考書の特徴や使い方について解説します。
”少数精鋭” の高難度な英文
この参考書が扱う問題数は「50」です。英文の数は同様の参考書に比べかなり少ないですね。しかし、著者の西きょうじ先生は、本書で以下のようにおっしゃっています。
難問も易しい問題もありますが、徹底的に厳選された50題です。必ず最後までやり通してください。最大の成果をあげられるものと信じています。
西先生がおっしゃるように、扱われる英文は非常に厳選されているように思います。50の例文を徹底的に復習することで、大学入試においては読めない英文がほぼなくなる、と言っても過言ではないでしょう。
英文の出典元は早慶や旧帝大が多く、全体的に難易度が高くなっています。特に、ライオンのマークがついた問題は、まず初見では解けないでしょう。英文の意味が全く分からないこともあると思います。
しかし、何度も復習することで必ず読めるようになります。難易度に負けずに復習することが肝心です。
英文解釈力が身に付く
長文を正しく読む力が「英文解釈力」です。英文解釈とは、英文を "S"、"V"、"O"、"C" の4つに分けて分析する技術のことです。(SVOCを用いた構文分析には疑問の残る部分もありますが、機械的に学習できる点がメリットだと思います。)
下の構文分析で英文解釈の有効性を確かめてみましょう。
- 簡単な英文ですね。主語を"S"、動詞を"V"、目的語を"O"、補語を"C"とします。ここまでは高校で習ったという人も多いでしょう。この英文解釈の技術を応用すれば、2のような若干複雑な英文でも読みこなすことが出来ます。
- 少し難しくなりましたね。この英文がスラスラ読めずに止まった人は、まさにポレポレの対象者と言えます。ここでは、主語、動詞、補語に注目して"S"、"V"、"C"を振っています。
"S"や"V"、"C"は文の骨組みです。残りは修飾語なのでカッコや中カッコで括っています。このうち、骨組みだけを取り出したものが一番下の行にある英文になります。
重要なのは、骨組みだけ取り出した状態でも英文が読めるということです。あとの修飾語は無くても読めるのです。ポレポレでは、一見複雑に見える英文をこのように構文分析して読んでいきます。
基礎を扱ったシリーズもある
ポレポレと同じ著者が書いた本で、ポレポレよりも簡単な基本書があります。それが、「英文読解入門基本はここだ!」になります。
こちらの参考書は、偏差値50代や60前後で伸び悩んでいる受験生を対象にしており、英文解釈の入門書と言った位置づけです。もしポレポレをこなせる自信がない人は、入門書の方に取り組んでみて下さい。それを終えたらポレポレに繋げることで、より長文読解力を身につけることが出来ます。
「ポレポレ」の使い方
ここからは、ポレポレの使い方について解説します。
とにかく"復習"を大切に
この参考書を使う上では、復習を一番大切にして下さい。1回やっただけでは絶対に身に付かない知識が詰まっています。毎日例文を見て、最低10周(私の場合) はしないと内容が身に付いたとは言えません。ここでは、おすすめの勉強法を紹介します。
おすすめの勉強法
- 1週目はすべて和訳してみる。自分で考えても分からなければ、すぐに答えを見る。
- 1日5題を目標にする。
- 毎日、前日の5題を復習してから今日の5題をこなす。
これは私が実際に行った勉強法です。「1日に10題解くぞ!」なんて気合の入った勉強法を続けていると疲れるので、私は1日5題を目標にしていました。また、前日に行った5題を必ず復習することが重要です。
このループを何十周も続けることで、自然と正しい読み方が身に付いていきます。体感ではわかりづらいですが、模試を受けたときに長文が読めて感動するはずです。ぜひ試してみて下さい。
短期集中でやる
ポレポレの内容は短期間(1か月~2か月)で習得しましょう。たった50題しかない参考書なので、案外すぐに終わると思います。英語の偏差値は短期間にドッと勉強したときに伸びやすいです。
長期的にだらだらと勉強するよりも、短期間で正しい読み方を身につけるのがベストです。
まとめ:長文が苦手なら"ポレポレ"
いかがでしたか。ポレポレは、長文に苦手意識を持っている受験生にこそ、ぜひ試していただきたい参考書です。早慶や東大の英文が読めない方や、MARCH(SMART)レベルで英語を得点源にしたい方にとっては、必ず力になってくれるはずです。偏差値70を超えて、難関校から合格を掴み取りましょう。