新大学一年生にとっては、分からないことだらけの履修登録。どの授業をとれば楽なのか、どんな授業が自分のためになるのか、非常に迷うと思います。本記事では、主に新入生向けに履修登録におけるおすすめの方法をご紹介します! どのように授業をとればよいか分からない新入生の皆さんは、ぜひ参考にしてみて下さい。
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1何を重視するか決めよう
自分の基準を作る
履修登録では何の授業を取るかを考えますが、その前提として必要なのが、「何を重視して授業を取るのか」です。例えば、大学の授業は単位が取れれば良く、他のことに集中したい場合は単位を楽に取れる授業を取ります。楽に単位を取れる授業のことを、「楽単」とも言います。このような授業は通常、出席点や小テストを受けるだけで単位がほぼ確定するなど、努力しなくても楽に成績が取れます。
また、自分の英語力やコミュニケーション能力を磨いて成長したい、という場合は、多少厳しめでも確実に成長できそうな授業を取るようにしましょう。このような授業は特に、外国人の先生が受け持っている場合が多いです。海外ではレポートの量なども日本とは段違いなので、成長の場としては最適です。日本人の先生でも、シラバスをよく見て役立ちそうな授業を選びましょう。
授業が全くない日(全休)を作りたい方もいると思います。この場合は、同じ曜日に授業を詰め込むことになるので、授業の内容よりも授業の曜日を気にするべきでしょう。
基準の例
次に、主な基準を載せておきます。各基準に対応する授業の取り方をSTEPごとにまとめてあります。
授業はこの部分を重視したい
- 出来るだけ楽に単位が取りたい! →STEP2-1 へ
- 自分が成長できる授業を取りたい! →STEP2-2 へ
- 休みの日を多くしたい! →STEP2-3 へ
- 良い成績を取りたい! →STEP2-4 へ
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2授業の取り方を学ぶ
ここからは、先ほどご説明した基準に照らし合わせて、授業の取り方を解説していきます。今回は上記の4パターンに分けてあります。自分に合ったSTEPを見てみてください。
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2-1楽に単位が取りたい
「とにかく授業は単位が取れればいい!」、「サークルや遊びに集中したい!」という方は、楽に単位が取れる授業を選びましょう。通常、「楽単」と呼ばれます。
楽単とは、主に次のような条件を満たすものです。取りたい授業が以下の要素を多く含んでいるほど楽単の確率が高まります。
- 出席点や簡単な小テストがあり、その配点が大きい
- 出席は一切取らないが、期末テストが簡単
- テストに持ち込みが可能で、教材を見れば答えが分かるテストである
- レポートやプレゼンテーション、実習がない
毎回授業に出ていれば単位が取れる授業や、授業に出なくてもテストで楽に点数が取れる授業が、楽単に当たります。また、テストへの教材持ち込みの可否も重要でしょう。ただし、いくら楽な授業とはいえ、毎回の授業で得られる情報は逃さないようにしましょう。テスト関連の情報は成績に直結してきます。休んでも友人や先輩に情報を聞けるルートを確保しておくのが良いです。
楽単の情報はシラバスを見るよりも、友人や先輩に聞くのが最も早いです。彼らはシラバスに書かれていない情報を持っているので、気になることがあれば必ず聞くようにしましょう。
また、楽単はほとんどの学生が狙う授業のため、大人数でうるさくなりがちです。真面目に授業を受けたい人にとっては、あまり肌に合わないかもしれません。人数の問題で抽選が起こる場合もあるので、楽単でも油断はできません。
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2-2授業を通して成長したい
授業を通して自分を成長させたいという意識の高い学生は、あえて難しい授業を取るようにしましょう。成長できる授業は以下のような要素を含んでいます。
- レポートやプレゼンテーションが大量にある
- 毎回出席が必要で、小テストもある程度の難しさである
- チームでの作業がある
- 先生が外国人であったり、英語開講である
授業を通して成長させられる要素とは、「文章能力」、「プレゼン力」、「コミュニケーション力」などです。レポートを大量に書かされることで文章能力を上げ、プレゼンを強制されることでプレゼン力が高まり、チームでの作業を行うことでコミュニケーション能力を底上げする、など、授業には自分を成長させられる要素がたくさんあります。
また、先生が外国人だと厳しめの授業になることが多いです。基本は英語開講ですから、まず英語力を磨けます。さらに、外国人の先生は必ずレポートやプレゼンを課すので、自分の経験値を上げるには最適の環境が整っています。自分を高めたい人は、自分に足りない能力をよく考えてから授業を取ってみましょう。
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2-3休みの日を多くしたい
「バイトも遊びもしたいけど、授業のせいで全然出来ない!」、という方は丸一日授業がない日(全休)を作りましょう。作り方は簡単で、休みにしたい曜日に授業を入れなければ良いだけです。シラバスには開講する曜日が書いてあるので、曜日ごとに授業を見ていくと良いです。
しかし、その曜日に取りたい授業があることや、取りたくない授業を取らないと単位が埋まらないなど、問題点も多くあります。授業の内容や自分の基準と照らし合わせて、上手く休みの日を作っていきましょう。
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2-4良い成績を取りたい
良い成績を取って成績上位者になりたい人は、成績を取りやすい授業を選びます。成績を取りやすい授業とは以下のようなものです。
- 実習やプレゼンがない
- 出席や小テストの配点が大きい
- 過去問やテスト情報を入手しやすい
- 持ち込みが可能
まず、実習やプレゼンによって評価される授業は取らないほうが良いです。ペーパーテストなら十分に対策が出来ますが、その場でやる必要がある実習やプレゼンは先生によっても評価が分かれます。いくら自信があっても評価されない可能性もあるので、実習やプレゼンのある授業はおすすめできません。
また、出席や小テストの配点が大きい授業は魅力的です。毎回授業に出席し、しっかり話を聞いているだけで高得点が望めます。期末テストの配点も低いので、テストでミスしてもカバーが可能です。
過去問やテスト情報の入手は重要な要素です。先輩や友人が過去問を持っている場合は簡単に好成績が取れます。大学教授がテストの内容を大きく変えることは珍しく、ほとんどは過去問とほぼ同様か、まったく同じ問題が出ることがほとんどです。過去問を入手できる場合は率先してその授業を取るべきでしょう。
持ち込みが可能かどうかも良く検討して下さい。大抵は、持ち込み可能の場合はテストが難しく、持ち込み不可の場合はテストが簡単です。ただし、持ち込み可能のテストはしっかり予習して教材を持ち込めば、あっさりと好成績を取れることが多いです。成績重視の方はこの辺りも良く検討して下さい。
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3授業の探し方を学ぶ
自分が授業に求めるもの、求める授業の取り方を学んだところで、最後は授業の探し方を具体的に見ていきましょう。主な探し方は3つです。
- 友人や先輩に聞く
- シラバスで探す
- みんなのキャンパスで探す
授業の概要はシラバスで探すのが基本です。シラバスには授業の内容や評価の方法から、開講される曜日まで、基本的な情報は網羅されています。ここで出欠や小テストの有無、テストの配点などを知ることで授業選びの参考にしましょう。詳しい選び方は記事を戻ってSTEP2を見て下さいね。
一番良いのは友人や先輩に聞くことです。シラバスには書いていない、学生目線で生の情報の価値は計り知れません。例えば、「授業がうるさい」、「声が聞こえづらい」、「小テストが難しい」、「評価が厳しい」、などの重要な情報が得られます。それによって楽単かどうかが決まるので、知り合いがいる場合は必ず聞いてみましょう。
また、知り合いが少ない場合は、「みんなのキャンパス」を使うと良いです。楽天のサービスですが無料で使える上、実際に授業を受けた学生(たまに教授本人)が書き込みをしているので、先輩や友人に聞くのと同じ効果を得られます。ただし、すべての授業の書き込みがある訳ではなく、あくまでその人の観点から書かれているので、信頼性に期待はしないほうが良いです。
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