ページのまとめ
学校や塾で習う「文型」について、難しい語句は使わずに感覚的な説明をします。それぞれの文の形については、別ページで詳しく解説します。
誰が→する
- I live in Tokyo.「私は東京に住んでいます。」
- You go to school.「あなたは学校へ行きます。」
- He runs very fast.「彼はとても速く走ります。」
誰が→する→何を
- I study math.「私は数学を勉強します。」
- You want a new bike.「あなたは新しいバイクを欲しがっている。」
- He visited New York last month.「彼は先月ニューヨークを訪れた。」
他動詞の後には「何を?」の部分の言葉(名詞)を直接続けることができます。。「study(勉強する)」→「何を?」→「math(数学を)」という風に、「誰が→する→何を?」の語順を意識することが大事です。「何を?」の部分がないと、英文としておかしくなってしまいます。
例:He visited New York last month.「彼は→訪れた→ニューヨークを→先月に」
また、自動詞の後には”in Tokyo”や”very fast”などの説明語が続きます。逆に、他動詞のように動詞の後に名詞を直接続けることはできません。例:「I live Tokyo.」はダメ。
ここが一番のポイントです。自動詞は「何を?」とツッコむことができないので、直接名詞を続けられないのです。ただし、”live(住む)”だと、「どこに?」とツッコみたくなりますね。そんな時は、”at”や”in”などの前置詞を使って足りない情報を埋めてあげます。
例:I live in Tokyo.「私は→住んでいる→東京に」
ココがポイント
「何を?」とツッコめる動詞の後には、直接言葉を続けられる!
「何を?」とツッコめない動詞の後には前置詞などを置く!
誰が→してあげる→誰に→何を
- He gave her a birthday present.「彼は彼女に誕生日プレゼントをあげた。」
- I bought him the book.「私は彼にその本を買ってあげた。」
- Paul told me a interesting story.「ポールは私に興味深い話を話した。」
例:He gave her a birthday present.「彼が→あげた→彼女に→誕生日プレゼントを」
このように、”give”や”buy”、”tell”などは「~してあげる」という意味を含むので、「誰が→してあげる→誰に→何を」の語順となります。「誰に→何を」の部分では、今までの動詞と違い、名詞を2つ続けることができます。最初は慣れないかもしれませんが、この形の文を何度も読むことで自然に読めるようになります。
ココがポイント
「~してあげる」→「誰に」→「何を」の語順に慣れる!
誰が→する→何を→どういう風に
- The news made him happy.「そのニュースは彼を幸せにした。」
- I called the dog Pochi.「私はその犬をポチと呼びました。」
- He found the book interesting.「彼はその本を興味深いと思った。」
例1:I called the dog Pochi.「私が→呼んだ→その犬を→ポチという風に」
例2:He found the book interesting.「彼が→思った→その本を→興味深いという風に」
このタイプの動詞では、「付け足し説明」が出来ることを意識しましょう。
例:Paul made me sad.「ポールが→した→私を→悲しいという風に」
“Paul made me”という部分までは、「誰が→する→何を」という、今までの英語の感覚で理解できるはずです。注意するのは、”me”の後に、”me”を説明する言葉が続けられることです。今回は”sad(悲しい)“という言葉がついてきます。”sad”は”me”を説明しているので、「ポールは私を悲しくさせた」という、「私=悲しい」という関係を作り出せます。
ココがポイント
「何を」→「どういう風に」という付け足し説明の感覚を身につける!